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2009年5月30日 (土)

悲しみの中の歌

昨日、職場のオッチャンが
「明日、町の外へ連れてってやる。朝の5時に迎えに行くから。」
と言ってきた。
その話の中で
「タケシは野生のゾウを見たことがあるか?エトーシャへ行けば見れるんやぞ。」
(※エトーシャはナミビア北部にある国立公園で、6.7.8月頃に野生動物が水を求めて集まってくる。ゾウ、キリン、シマウマ、ライオンなんか見られるみたい。)
とか話の中で言うもんで、てっきりエトーシャへサファリをしに行くんだろうと。
エトーシャは南北が約100km、東西が約300km程の広さがあり、公園の中には宿もある。
しかし値段が高い。朝早く公園に入れば何とか1日で回ってこれるみたい。
頭がサファリでいっぱいで、朝迎えに来てくれた車に乗った。

ひたすら車に乗り着いたとこはGrootfonteinというOndangwaから南東へ300km離れた町。
エトーシャを通り過ぎた町だ。残念、サファリではなかった。

GrootfonteinはOndangwaと比べると小さい町やけど、店がコンパクトに集まっていて緑も多くいい印象の町だ。
Ondangwaには少ない混血の人種が多い。
言葉はアフリカーンスを主に話している。アフリカーンスはさっぱりわからん。

そこの町の教会へ行った。
正装した人が多く集まっている。今日は土曜やから日曜の礼拝と違う。
結婚式かなと思って中に入るが新郎新婦がいない。
よく見ると前の方に男性の写真が花と一緒に飾られていた。
葬儀が行われていた。

キリスト教の葬儀は見るのが初めてだ。
神父の話があり、遺族により聖歌が幾度も歌われ故人を偲んでいた。
アフリカーンスで話されている言葉は何を言っているかわからなかったけど
歌の中に故人と過ごしたそれぞれの思い出が込められているのが伝わった。

教会での葬儀は終わり棺を車に乗せて墓地へ向かった。
そこにはすでに故人が入る穴が掘られていた。
再び神父の話があり、聖歌が歌われ、棺は穴の中へ入れられた。
親族、参列者が棺の上に花を投げ入れ、その後順番にスコップで土を被せていった。
自分の手を使って個人と最後の別れをするのはとても辛いことだ。

その間にもどこからか聖歌が歌われていた。
自分の気持ちを抑えて静めるのと、自分の思いを思いきり発散させる
二つの正反対の作用がその場面の歌には同時に見えた気がした。

悲しみの中で歌われる歌を聞くのは初めてだった。
歌の強さを感じた日だった。

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コメント

英語はわからなくても、歌や音楽は伝わるんやね・・・。日本のビザカードのCMで、訳の分らんおじさんが福沢諭吉なんかと、踊っているんだけど、最近、その変なおじさんは世界中を旅して回って、その土地の人と踊っている実在人物ってことを知ったんだな!なんでも会社を辞めて、世界貧乏旅行を始めたらしい。たぶん、彼は踊りでなにかを世界の人達に伝えたいんだと思う。
みずきさんのブログを見て、ふとそのおじさんの話が浮かんだので。


投稿: ちか | 2009年5月31日 (日) 15:32

ちか
Mattおじさん
彼は何を伝えたいんやろか?
ちかちゃんのヒップホップダンスの方がおじさんよりも世界の人の気持ちを掴めると思うけどな。

投稿: ミズキ | 2009年5月31日 (日) 16:41

文化も言語も超えて、
伝わるものを受け取った
みずきさんの
今後の発信(表現)が楽しみです。

投稿: 硝子屋 | 2009年6月 1日 (月) 04:19

硝子屋
言っている言葉もわかればもっと広がっていいんですが・・・
勉強せななりません・・・
まだまだ狭い中からの発信ですが・・・

投稿: ミズキ | 2009年6月 1日 (月) 19:11

たけし先輩って、たまにこういう感じになりますよね?オバカッチョもよく言ってましたよ、『タケ坊って、そういうトコあるよねぇ~』って。

投稿: カワイイ後輩 | 2009年6月 4日 (木) 07:15

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